面接練習
もう七夕は終わり、すっかり夏になってしまった。
コロナウイルスが社会を混乱に導いている2020年ももう半分を過ぎてしまっている。
今日は教員採用試験の一次結果発表だった。自己採点で5割しかなく、100%落ちたと思っていたので、公開予定時間の10時よりも1時間遅れた11時に友達に確認するよう急かされ、しぶしぶ見た。
そこに受験番号の100415番はあった。が、喜びよりはむしろ驚きの方が勝った。
正直、こんな感じなんだというのが本音であり、1日経った今でも実感はない。
まぁ、でもこれは、3つの砦がある城の牙城を一つ崩しただけでもあり、牙城の一つを崩せたんだということでもある。
家族や友人に報告した。
みんな喜んでくれた。
でも、次の面接の練習を全くしてない。受かると思ってなかったから。しかも、不安なことに今日大学でコロナの感染者が出て、学校には当分の間行けなくなってしまったので、練習をしてくれる担当の先生にも会えない。
自主的にするつもりでいた時にそれを言うと、練習の相手をしてくれる友達がいた。
同じく教員を目指す、中学からの親友のタカティンだ。
タカティンが夜練習に誘ってくれて、1時間半もの間みっちり俺のための個人練習をしてくれた。
タカティンとは中学の時から喧嘩もめちゃくちゃしたし、何回も遊んだ。
遊びすぎてモノマネができるくらい仲がいいと思っている。
そんなタカティンがこうして同じ目標のために勉強をしてくれて、助けてくれることがすごく嬉しかった。
帰り道、こんなことを考えていた。
「俺が教師になった時には今日のことを生徒に話そう。アクティブラーニングは生徒の頭をアクティブにするとか、十人十色とか、そんなことだけじゃなくて、今日のこの出来事を話そう。」
マジで教師受かろうな!